共同研究者の深見准教授が情報処理学会IS研究会にて研究発表を行いました。

2024年03月05日

共同研究者の深見准教授(東京理科大学)が3月5日に開催された情報処理学会 第167回情報システムと社会環境研究会にて研究発表を行いました。

タイトル:エージェントシミュレーションによるIDアーキテクチャ別個人情報流出リスクの評価

著者:深見嘉明,清水たくみ,早矢仕晃章,松島裕康

アブストラクト:Web3の流行やマイナンバーカードの普及など,デジタルID技術の広範囲な活用が進展する一方で,IDに関する最適な技術仕様についての議論は錯綜した状況にある. 本研究ではデジタルID技術を検討するうえでの基礎となるアーキテクチャのあり方について検討した. デジタルIDのアーキテクチャは集権型と分散型に大別される. ウェブ上でのサービス提供者がどちらのアーキテクチャを選択するかによって個人情報流出リスクがどのように変化するかについてマルチエージェントシミュレーションを実施した結果,アーキテクチャ形態の違いが情報流出傾向に違 いをもたらすことが示唆された.

本研究は、科研費基盤B研究「データ流通市場のダイナミクスの解明と制度設計(20H02384)」の支援を頂きました。